なんだ面白いじゃないの
「サウウスバウンド」 奥田英朗読み始めた途端に自分とは合わないと感じて、放置していた本です。戴いた時に夜さんも、完読出来ませんでした、とおっしゃっていたしね。
楽しげな本を先に読んでしまい、ふと気が付くと、机の上に一冊残っていたのですよ。
しょうがねえな。
実際そんな感じで、挫折した辺りから再び読み出すと、面白いじゃないですか。
結局読むのをやめられずに、明け方まで一気に読んでしまった。
小学校六年生の主人公の周囲の人間が癖のある人ばかりで、特に精神科医伊良部と同じ一郎と名付けられた父親の生き方が強烈だ。今では思想的に変な人と括られるのかも知れないが、そろそろ定年を迎えつつある世代は、一郎と同じ空気を吸って来たはず。
まあ、そんな事は置いておいて、主人公の家族と友人達が魅力的です。冷めていると思われた姉も、熱い人だったし。
夫婦は「さくら」と「一郎」で、母娘が「さくら」「ももこ」なのには、ニヤっとしました。
