60歳まで

2008-10

ジュリーの唄から取ったの?

 「トキオ」 東野圭吾

 冒頭で説明される現実には無い病名。だから病名は違う。でも現実に、幼くして発症して、本来なら青春のピークを迎えるはずの年代に向けて体の機能が衰弱していく病気に、従兄弟の子供が罹りました。
彼ら家族の生活全てをかけて看病して、最期に見送ることになってから10年以上たったかな。
そしてその後、裕福だった従兄弟の家族は壊れてしまった。
亡くなった子供の兄は法の下に拘束され、従兄弟は失踪し、広い家の屋根の下には従兄弟の配偶者が残っているだけです。

 だからなのか、読み始めてすごく苦く感じた。同じテーマで書かれた作品が持つ欠点というか、時夫が現れてからは話の進展が読めてしまい、想った通りエピソードが流れていくので面白みに欠けた。拓実がとてもバカな奴に描かれているのも嫌だった。
正直外したかとも思った。

 それなのに、終わり間際の残り80P位からかな、感情が移入出来て、歳のせいか緩くなった涙腺から、涙が出そうになったりもした。ちょっと狡いと思うよ。
幾つかの文句を吐きそうになりながらも、読み終えてみれば面白かった。

コメント

どうやら

NHKで放映されたようですが、ドラマ化にあたり結構手を入れて、上手く処理出来なかったようです。

まあいつものお約束みたいなものですか。

そう言えば

この作品ってドラマか映画になったみたいですね。

「さいえんす」ってエッセイ読んで初めて知ったけど。

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